【2025年最新版】Microsoft 365のプランを徹底比較!選び方のポイントは?

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Microsoft 365は、Microsoft社が提供するクラウド型のサブスクリプション(定額)サービスです。

導入すると、常に最新のOfficeアプリケーションをはじめ、メールやオンラインストレージ、グループウェアなどの業務に役立つさまざまな機能・サービスを利用できます。

 

ただし、Microsoft 365には多種多様なプランがあり、契約するライセンスによって利用できる機能・サービスが大きく異なるため、利用人数や利用用途などを踏まえて、自社に合ったプランを選択することが重要です。

 

今回は、

  • Microsoft 365の導入を検討しているが、どのプランを選べば良いか分からない・・・
  • 似たようなプランが多くて、違いがよく分からない・・・

という方向けに、Microsoft 365主要プランの特徴や料金、選び方などについて詳しく解説します。

自社のニーズに合った適切なプラン選びにぜひお役立てください。

1.Microsoft 365とは?

Microsoft 365とは、Microsoftのさまざまなアプリケーションを利用できるサブスクリプション型サービスです。

Word、Excel、PowerPoint、OutlookなどのOffice製品に加え、OneDrive、Teams、SharePoint、Exchange Onlineなど、Microsoft社が提供する多数のアプリケーションを包括的に利用できるクラウドサービスとなっています。

 

以前は「Office 365」というサービス名称でしたが、さまざまな機能拡張を経て2020年4月に「Microsoft 365」へと名称が変更されました。

従来の買い切り型Officeとの違い

Microsoft 365は、月額または年額で継続的に課金されるサブスクリプション型のサービスです。

Office 2021やOffice 2024など、従来の買い切り型ライセンスとの違いは次のようになります。

項目

料金

利用できる期間

サポート期限

バージョン

買い切り型

購入時に支払い

永続

あり

購入したバージョンのみ利用可能

サブスクリプション型

定期的に支払い(月額・年額)

契約している期間のみ

なし(契約中は無期限)

常に最新バージョンが利用可能

「買い切り型」は、特定のバージョンを永続的に使用できるライセンス形態です。

一度購入してしまえば、その後は追加費用なしで同じバージョンをずっと使い続けることができますが、

  • 購入時のバージョンからアップデートできない
  • サポート終了後はセキュリティリスクが生じる

などのデメリットがあります。

 

一方の「サブスクリプション型」は、月額/年額で定額料金を支払うことで、一定期間サービスを利用し続けることができるライセンス形態です。

年単位や月単位で契約する必要があり、解約するとサービスは使えなくなりますが、契約中は常に最新版のアプリケーションが利用でき、サポート期限や買い替えを気にせず長く使い続けられるメリットがあります。

2.Microsoft 365の導入メリット

Microsoft 365を導入するメリットとしては、次の5つが挙げられます。

  • ファイルの共有・共同編集が簡単に行える
  • 常に最新のバージョンを利用できる
  • 複数の端末で利用できる
  • 数多くのアプリケーションを利用できる
  • セキュリティ性が高い

ファイルの共有・共同編集が簡単に行える

Microsoft 365では、わざわざメール等に直接ファイルを添付しなくても、共有したいファイルにアクセスできるリンクを発行して相手に知らせれば、ユーザー同士で簡単にファイルを共有できます。

 

また、1つのファイルを複数人で同時に開いて作業を行う「共同編集」も可能であり、他のメンバーが編集した内容はリアルタイムで反映されるため、業務の効率化に役立ちます。

 

なお、ファイル共有・共同編集の際には、必要に応じてアクセス権を設定することもできるため、情報漏えいや想定外の書き換えといったトラブルも防げます。

常に最新のバージョンを利用できる

Microsoft 365では、常に最新バージョンのアプリケーションを利用することができます。

 

先述の通り、買い切り型のOfficeアプリケーションの場合は、一度購入したら同じバージョンを使い続けなければならず、新しいバージョンがリリースされたとしてもバージョンアップすることはできません。

サポート終了を迎えた後は、セキュリティリスクも高まります。

 

一方、サブスクリプション型のMicrosoft 365では、すべて自動で最新バージョンにアップデートされるため、バージョンアップ作業の管理コストを削減できるほか、セキュリティ面でも安心です。

複数の端末で利用できる

Microsoft 365は、PCだけでなくタブレットやスマートフォンにも対応しており、複数の端末で利用できる点も魅力の1つです。

インターネットに接続できる環境さえあれば、デバイスに関係なくいつでもどこでも作業が可能で、会社のほかに自宅や外出先など、リモートワークでの利用にも適しています。

 

なお、買い切り型の場合、1ユーザーにつき最大2台までしかインストールできませんが、Microsoft 365であれば、1ユーザーにつき最大15台のデバイス(PC5台+タブレット5台+スマートフォン5台)にインストール可能です。

数多くのアプリケーションを利用できる

Microsoft 365を導入すると、数多くのアプリケーションやストレージを自由に活用できる点もメリットと言えます。

 

Microsoft 365のプラン次第で使えるアプリケーションは若干異なるものの、Word・Excel・PowerPoint・Outlookなどの基本的なOfficeアプリのほか、主に次のようなアプリケーションを仕事に活用することができます。

  • Microsoft Teams

チャット、オンライン会議、音声/ビデオ通話、ファイル共有機能を通じて、チームのコラボレーションを支援するコミュニケーションツール。

  • OneDrive

Microsoft 365内のオンラインクラウドストレージ。
ファイルや写真の保存・アクセス・編集・共有をどこからでも行える。
ユーザーごとに1TBのストレージが用意されている。

  • SharePoint Online

全社、あるいはチームや部門ごとに社内ポータルサイトを構築し、情報の一元管理ができる機能。

  • Exchange Online

クラウド型のメール送受信サービス。
メールサービス以外にも、アドレス帳管理やスケジュール管理も行える。

  • Forms

アンケートやクイズを簡単に作成・集計できるツール。
社内・チーム内の意見収集、確認テストなどに活用できる。

  • Planner

チームのタスク管理ツール。
進捗状況の可視化、チーム内でのタスク割り振りなどが効率的に行える。

  • OneNote

簡単にメモやアイデアを整理できるデジタルノート。
テキスト、画像、手書きメモなどを自由に記録・共有できる。

  • Access

データベース管理ツール。
顧客管理や在庫管理など、中小規模のデータベースを簡単に構築できる。

  • Microsoft Lists

業務に必要な情報をリスト形式で整理できるツール。
タスク管理、問い合わせ管理、在庫管理などに最適。

  • Power Automate

業務プロセスを自動化できるツール。
メール返信、通知の送信、データ転記、承認フローなど、面倒な反復作業を効率化。

セキュリティ性が高い

Microsoft 365はセキュリティ性が高いサービスであり、安心して利用できるという点もメリットとして挙げられます。

具体的には、次のようなセキュリティ対策を適用できます。

  • 多要素認証(MFA)による不正アクセス防止
  • データ損失防止(DLP)による情報漏えいの防止
  • データセンターの冗長化(東西2ヵ所)
  • データ転送時のSSL / TLS暗号化
  • スパムメールや不正な添付ファイルの自動検出・隔離
  • IPアドレスによるアクセス制限

特に、中小企業向けの上位プランや大企業向けのプランに関しては、数あるクラウドサービスの中でも最高レベルのセキュリティ環境を構築できます。

3.Microsoft 365のプラン比較

Microsoft 365のプランは、ニーズやターゲット別に、大きく下記4種類に分かれています。

各プランの特徴について詳しく見ていきましょう。

  • 個人・家庭向け(Personal/Familyプラン)
  • 一般法人向け(Businessプラン)
  • 大企業向け(Enterpriseプラン)
  • 教育機関向け(Educationプラン)

個人・家庭向け(Personal/Familyプラン)

個人・家族向けに用意されているプランとしては、「Microsoft 365 Personal」「Microsoft 365 Family」の2つがあります。

 

Word やExcelといったお馴染みのOffice系アプリで資料作成ができるのはもちろんのこと、Microsoft TeamsやOneDriveなど、個人ユーザーの生産性アップ、業務効率化に役立つ機能がそろっていることから、使い道としては、

  • 家族や友人との情報共有・連絡に使用する
  • フリーランスや個人事業主の仕事に使用する
  • 個人のスケジュール管理に活用する

などが考えられます。

 

1人で利用する場合は「Microsoft 365 Personal」が最も一般的ですが、家族など2人以上で利用する場合は、最大6ユーザーまで利用可能な「Microsoft 365 Family」がおすすめです。

両方とも、1ライセンスにつきPCやスマートフォンなどの端末から最大5台まで同時にログインして使用できるため、自宅だけでなく外出先でも手軽に利用できます。

Microsoft 365 個人・家庭向けPersonal・Familyプラン

一般法人向け(Businessプラン)

従業員数300人以下の中小企業を対象としたMicrosoft 365 Business(=一般法人向け)プランです。最大契約人数が300人までという制限があります。

 

料金や機能別で、下記4種類のプランが用意されています。(詳しくは後述)

  • Microsoft 365 Business Basic
  • Microsoft 365 Business Standard
  • Microsoft 365 Business Premium
  • Microsoft 365 Apps for business

なお、2024年4月よりMicrosoft Teamsが別売りとなり、Teamsが含まれるプラン、含まれないプランからそれぞれ自由に選択できるようになっています。

Microsoft 365 一般法人向けBusinessプラン

大企業向け(Enterpriseプラン)

従業員数300人超えの企業を対象としたMicrosoft 365 Enterprise(=大企業向け)プランです。

中小企業向けの「一般法人向け」プランとは異なり、契約人数の制限がないという点が特徴です。

 

料金や機能別で、下記3種類のプランが用意されています。(詳しくは後述)

  • Microsoft 365 F3
  • Microsoft 365 E3
  • Microsoft 365 E5

なお、「大企業向け」プランについてもMicrosoft Teamsが別売りとなっており、「F3」はTeamsが含まれるプラン、含まれないプランから自由に選択できますが、「E3」「E5」はTeams付きのプランが無いため、Teamsのみ別途購入する必要があります。

Microsoft 365 大企業向けEnterpriseプラン

教育機関向け(Educationプラン)

中学・高校・大学・短大・専門学校などの教育機関向けには、「Microsoft 365 Education」という専用のプランが用意されています。

 

契約すると、所属している学生・教職員がWord、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリケーションやTeamsなどを利用できるほか、教育目的に特化した機能も多く含まれています。

Microsoft 365 教育機関向けEducationプラン

4.一般法人向け4つのプランの機能・価格

従業員数300人以下の中小企業を対象とした「一般法人向けBusinessプラン」は、下記4種類に分かれています。

各プランの特徴について詳しく見ていきましょう。

  • Microsoft 365 Business Basic
  • Microsoft 365 Business Standard
  • Microsoft 365 Business Premium
  • Microsoft 365 Apps for business

Microsoft 365 Business Basic

Business Basicは、一般企業向けプランの中では最もシンプルかつ安価なプランです。

デスクトップ版のOffice系アプリケーション(Word、Excel、PowerPoint、Outlook)が付属しておらず、TeamsやSharePoint、Exchange、OneDriveの提供に特化しています。

 

「Office 2021」や「Office 2024」といった買い切り型のOfficeを利用中で、Teams、SharePoint、Exchange、OneDriveといったクラウドサービスを手軽に利用したい企業におすすめです。

Microsoft-365-Business-Basicプラン

Microsoft 365 Business Standard

Business Standardは、Business Basicプランの機能にOfficeデスクトップアプリが加わった、一般企業向けとして提供されている中では最も標準的なプランです。

Teams やSharePoint、Exchange、OneDriveといったコラボレーションツールはもちろん、Word、Excel、PowerPointなどのデスクトップ版のOffice系アプリケーションも利用できます。

 

機能と価格のバランスが最も良いプランであり、買い切り型ではないデスクトップ版のWord、Excel、PowerPoint、Outlookを利用したい企業におすすめです。

Microsoft-365-Business-Standardプラン

Microsoft 365 Business Premium

Business Premiumは、一般企業向けの最上位プランです。

Business Standardで利用できるアプリケーションのほか、Microsoft Entra ID(旧Azure AD)やIntune、Microsoft Defenderといったセキュリティ管理サービスを含んでいます。

 

Office製品やコラボレーションツールに加え、Business Standardプランにはない高度なセキュリティ対策を取り入れたい企業におすすめです。

Microsoft-365-Business-Premiumプラン

Microsoft 365 Apps for business

Apps for Businessは、デスクトップ版のOfficeアプリケーション(Word、Excel、PowerPoint、Outlookなど)とOneDriveのみ利用できるプランです。

Officeアプリケーションの利用に特化したプランのため、他3プランには含まれているTeams やSharePoint、Exchangeといったコラボレーションツールは利用できない点に注意が必要です。

 

買い切り型ではなくサブスク型で、常に最新バージョンのOffice製品を利用したい企業におすすめです。

Microsoft-365-Apps-for-businessプラン

5.大企業向け3つのプランの機能・価格

従業員数301人以上の企業を対象とした「大企業向けEnterpriseプラン」は、主に下記3種類に分かれています。

各プランの特徴について詳しく見ていきましょう。

  • Microsoft 365 F3
  • Microsoft 365 E3
  • Microsoft 365 E5

Microsoft 365 F3

F3は、大企業の最前線で働く現場担当者(フロントラインワーカー)向けのプランです。

製造業で工場勤務している方や、サービス業で店舗勤務している方など、「自分専用のPCを持たずに共有PCを利用しているユーザー」を想定したプランとなっています。

 

Web版・モバイル版のOfficeアプリが利用できるほか(デスクトップ版は不可)、Teams、SharePoint、Exchangeといったコラボレーションツール、Power Automateのようなワークフロー自動化に役立つツール、Power Appsのような独自アプリケーション開発ツールなど、現場作業をスムーズに実現するための機能が一通りそろっています。

 

また、F3は大企業プランのためユーザー数が無制限であり、かつ強固なセキュリティ機能を備えているのも大きな特徴です。

PCよりも、タブレットやスマートフォンを活用した業務が多い場合におすすめです。

Microsoft-365-F3プラン

Microsoft 365 E3

E3は、従業員数300人超えの企業を対象としたプランです。

Microsoft 365が提供するほとんどのアプリ・サービスが含まれていますが、一般企業向けのBusinessプランと大きく異なるのは、無償版のPower Platformを利用できる点です。

 

Power Platformとは、ローコード開発によって業務の自動化・効率化を図れる5つのアプリケーションの総称で、以下の5つで構成されています。

アプリ名

Power Apps

Power Automate

Power BI

Power Pages

Copilot Studio
(旧Power Virtual Agents)

概要

ローコードでオリジナルアプリケーション開発ができるツール

ワークフローや業務プロセスを自動化できるRPAツール

社内のデータをまとめて分析・可視化するためのツール

ローコードでWebサイトを構築・管理できるツール

ローコードでオリジナルチャットボットを作成できるツール

※元々チャットボットを作成できるサービスだった「Power Virtual Agents」に、生成AIの機能が追加されたものが「Copilot Studio」

E3プランでは、

  • Power Apps:ローコードアプリ開発
  • Power Automate:業務フローの自動化
  • Power BI:データ分析 ※無料版のみ
  • Copilot Studio(旧Power Virtual Agents):チャットボット作成

が利用できます。

【注意点】
※Power BIのPro版を利用できるのはE5のみです。

※E3およびE5プランにPower Pagesは含まれていません。
利用するには、専用のプランを別途契約する必要があります。

 

ローコード開発やRPAによる自動化を考えている場合は、ユーザー数300人以下の場合でもE3プランを選択するのがおすすめです。

このほか、高度なセキュリティとコンプライアンスの機能も備わっており、セキュリティ面でも心強いです。

Microsoft-365-E3プラン

Microsoft 365 E5

E5は、Microsoft 365の中で最上位に位置するプランです。

Microsoft 365に含まれるおよそ全ての機能が利用可能であり、E3よりも強固なセキュリティとコンプライアンス機能を備えているほか、E3では使えなかったデータ分析ツール「Power BI」のPro版などが利用できます。

 

Microsoft 365が提供するほぼ全ての機能を利用できるため、オールインワンの製品が必要な場合におすすめです。

Microsoft-365-E5プラン

6.Microsoft 365 Copilotとは?

Microsoft 365 Copilotとは、Microsoft 365アプリケーション(Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど)の中で、AIアシスタントである「Copilot」を使えるサービスのことです。

 

具体的には、次のようなことが実現できます。

  • ドキュメントの作成・編集:WordやPowerPointでの下書き作成、要約、校正、質問への回答など
  • データ分析:Excelでのデータ分析、グラフ作成、数式の提案など
  • コミュニケーション支援:Outlookでのメール下書き作成、Teamsでの会話の要約など

Word、Excel、PowerPointといった定番のOfficeアプリケーションにAIアシスタントの「Copilot」が統合されているため、普段からOffice製品を使って業務を行うユーザーにとって、業務効率化を大きく後押しする強力なツールと言えます。

 

Copilotのチャット機能を利用するだけであれば追加料金は不要ですが、Microsoft 365アプリの中でCopilotを利用したい場合は、ベースとなるMicrosoft 365のライセンスに追加で「Microsoft 365 Copilot」を有料契約する必要があります。

 

ただし、追加で有料契約が必要となるのは一般法人向けBusinessプラン、大企業向けEnterpriseプランのみで、個人・家庭向けPersonal/Familyプランでは、デフォルトでCopilotがMicrosoft 365アプリに組み込まれています。

Microsoft-365-Copilotプラン

7.選び方のポイント

最適なMicrosoft 365プラン選びのポイントとしては、主に次の3つが挙げられます。

  • 利用人数
  • 必要な機能がそろっているか
  • セキュリティ機能のレベル

利用人数

Microsoft 365は、プランによって利用できる人数(ユーザー数)に制限があります。

そのため、まずは利用を予定している人数に応じた最適なプランを選びましょう。

 

個人・家庭向けプランであれば、1人で利用する場合は「Microsoft 365 Personal」プラン、2~6人で利用する場合は「Microsoft 365 Family」プランがおすすめです。

 

企業向けプランであれば、ユーザー数が300人を超えるか否かが判断の分かれ目となります。

一般法人向けの「Microsoft 365 Business」プランは、利用人数の上限が300人に設定されているため、ユーザー数が300人以下であればBusinessプランを選択すると費用を抑えることができます。

一方、大企業向けの「Microsoft 365 Enterprise」プランには人数制限がないため、ユーザー数が現時点で301人以上の場合、あるいは将来的に従業員数が増える可能性がある企業は、Enterpriseプランを選択しましょう。

Microsoft 365 選び方のポイント ユーザー数

必要な機能がそろっているか

導入を予定しているプランの中に、利用したい機能が含まれているかどうかも十分に確認しましょう。

 

例えば、ユーザー数300人以下の企業を対象とした一般法人向けBusinessプランのうち、「Business Basic」プランと「Apps for Business」プランには次のような違いがあります。

Microsoft 365 選び方のポイント 業務に必要な機能

Teams やSharePointの導入を予定しているのに、デスクトップ版Officeアプリケーションの提供に特化している「Apps for business」プランを契約してしまうと、本来の目的が果たせません。

 

価格だけでプランを決めず、自社にとって必要な機能がそろっているかどうかも、購入前に必ず確認しましょう。

セキュリティ機能のレベル

機密性の高いデータを取り扱うなどの理由で、セキュリティ対策の強化を重視する場合には、上位プランの利用を検討しましょう。

 

一般法人向けプランの中で最もセキュリティ機能が充実しているのは「Microsoft 365 Business Premium」プランですが、さらに高度なセキュリティを求めるなら、大企業向けプランの「Microsoft 365 E3」または「E5」がおすすめです。

 

自社の求めるセキュリティレベルに応じて、最適なプランを選択しましょう。

Microsoft 365 選び方のポイント セキュリティ対策

8.【企業向け】一目で分かるMicrosoft 365おすすめプラン

「一般法人向けプランや大企業向けプランの中から、結局どのプランを選ぶべきか分からない・・・」という方に向けて、今までご紹介した内容をもとに、おすすめプランが一目で分かる図を作成しました。
(※画像をクリックすると拡大できます)

 

ぜひ自社に合ったプラン選びの参考にしていただければと思います。

9.まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

Microsoft 365には、中小企業向けから大企業向けまで、実にさまざまなプランが用意されています。

必要な機能・サービスを見極めたうえで比較し、自社に合った最適なプランを選択しましょう。

 

なお、当社コンピュータマネジメントでは、「情報システム部門の業務効率化に向けて、専門家の視点から具体的なアドバイスが欲しい」と感じている企業様向けに、情シス支援サービス「IONイオン」を行っております。

「どのプランを選べばよいか判断がつかない・・・」

「既存システムからの移行が難しい・・・」

「セキュリティ対策をどうすればいいか分からない・・・」

「豊富な機能・アプリを使いこなせていない・・・」

など、Microsoft 365の導入・活用に関してお困りごとがございましたら、どうぞお気軽に当社コンピュータマネジメントへご相談ください。

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この記事を書いた人

Y.M(マーケティング室)

2020年に株式会社コンピュータマネジメントに新卒入社。
CPサイトのリニューアルに携わりつつ、会社としては初のブログを創設した。
現在は「情シス支援」をテーマに、月3本ペースでブログ更新を継続中。