ITインフラ構築・運用支援 事例紹介
Client
大手広告グループ会社 様
ID-POSデータ分析システムの「Amazon Linux 2」移行
課題・背景
・お客様は、全国各地のスーパーマーケットから収集した大量の購買データをオンデマンド分析するシステムについて、AWSが提供するデータウェアハウスサービス「Amazon Redshift」をベースに構築していました。
・このシステムでは、Amazon EC2インスタンスのOSとして「Amazon Linux 1」を使用していましたが、標準サポートの終了日が約半年後に迫っていました。
ご提案
・「Amazon Linux 1」の標準サポート期間終了後、メンテナンスサポート期間に突入すると、致命的なセキュリティの脆弱性以外はアップデートが提供されなくなり、セキュリティ面の危険性が高まることから、後継である「Amazon Linux 2」への移行を実施することをご提案しました。
ご支援内容(期間:約1ヶ月)
影響調査→移行テスト→本番移行の順で、Amazon Linux 1からAmazon Linux 2への移行を実施しました。
- 初回影響調査
┗Amazonより公開されている「Amazon Linux 2 プレアップグレードアシスタント」を使用し、現行環境におけるAmazon Linux 2との非互換性を調査しました。
- 詳細影響調査
┗開発環境でAmazon Linux 2への移行テストを実施しました。その後、全機能の動作確認テストを行い、影響を確認しました。
- プログラム等の修正
┗影響調査でプログラム等の修正が必要と判明した場合には、都度修正および動作確認テストを行いました。
- 本番移行用の手順書作成
┗上記影響調査の結果を反映し、既存の環境構築手順書をベースに、新環境への移行手順書を作成しました。
- 本番移行
┗作成した移行手順書をもとに、本番環境でAmazon Linux 2への移行を実施しました。
【移行手順】
①Amazon Linux 2で新規のEC2インスタンスを作成
②手順書に従い、必要なアプリケーションのインストール・設定の変更を実施
③新環境の構築完了後、Elastic IPやロードバランサーの転送設定を新規インスタンスに切り替え
④現行のEC2インスタンスを停止
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